2016年06月14日

初飛んでからのステップってどんなじゃろ?


カテゴリー「私の考え」 ← ほぼ講習生向けの記事です。


初飛んでからのステップってどんなじゃろ?
そんなことを思って自分のこれまでを振り返ってみました。それだけの記事です。


0.講習開始!

初飛び目指して頑張るぞ。
  ・・・時は流れ・・・
初飛んだぞ。現実感なし!


1.ひとりで飛べるようになりたい

1. 空中を感じてみる、景色を眺める
  ほえー。飛ぶってこんな感じなのかー。
2. 高度処理とアプローチ
  高度感覚わっかんね。風向きに正対???
3. 機体の操作に慣れる
  落ち着けばできるぜ。
4. 自分で判断してみる(見極め)
  これが「迷い」か!自分だけの判断だと迷うこともあるぞ!
5. 空の交通ルールを知る
  へー。空にも交通ルールがあるのかー。

ハングハーネスになったときは感動したー。


2.雲に触りたい

1. 空気の乱れを感じる
  ふわっとしたら回す。ふわっとしたら回す?
2. センタリングわかんねぇ
  ふわっとしたらちょっと待ってから回す??
3. リフトの種類を知る
  サーマルとリッジとアーベント・・・
4. 安全マージンとフライトパスを知る
  えっランディング届くのこれ・・・?あぁ届いた良かった余裕だった。

はじめて雲触ったときは感動したー。


3.空域を広げたい

1. 風向きと地形でリフトを探す
  なるほどあの辺上がりそうだな。
2. 条件を読む
  パラめっちゃ上がっとるやん、雲高いなー。あそこで上がんのか。
3. フライトプランを立てる
  今日は晴れで南東風、夕方までに強まるとな・・・てことはサル壁で上げてから云々だな?
4. 目指すは…山頂・サル公園・筑波山
  ほうほう、飛んじゃいけない場所があるのか。

はじめて筑波山行ったときは感動したー。


4.大会に出てみたい
5.他のエリアで飛んでみたい

競技っておもしろいなー。
はじめて他のエリア行ったときは感動したー。
他の地区の学生フライヤー、面白いやつばっかだー。
単純に旅行みたいで楽しいぞ。


6.パイロットになりたい
7.乗り換えたい

乗り換えたいと思ったのはもっと遠くに、もっと長くたくさん飛びたいと思ったから。
はじめて乗り換えたときは「ずるいなーこんな飛べるのずるいなー」って感動したー。

パイロットになりたかったのは大会で出たいクラスがあったから。(ツアーにも行きやすくなった)
P証とったときはここからまた始まる感じがしたなー。

いまの目標を漠然と表現すると、もっと自由に飛べるようになりたいなーって感じだろうか。
いつでもどこでもどこまでも、気負いなく飛べるようになりたいね。

posted by うね at 23:55| Comment(0) | 私の考え | 更新情報をチェックする

2016年05月01日

目指せハング初飛び番外編 体の使い方

☆注意☆
この記事はハンググライダーを始めたばかりの講習生向けに書いているつもりです!
生半可な覚悟で読むと「ハンググライダーって難しそう~」となってしまう可能性があります!
自転車の乗り方を理屈で説明しているようなものです。
ハングもやっていれば乗れるようになります! 難しくなんかない!


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今年もやってきましたこの季節が。春ですね。新緑がまぶしいですね。


自分の体のコントロール

自分の体のコントロール・・・これ実は永遠の課題です。

一生懸命講習続ければそのうち飛べるようになります。

が!ひとつひとつの動作を細かく細かく見ていけば、もっと簡単にもっと効率よくもっと適切な動きができて、鼻歌交じりで安全に楽しく飛ぶことが出来ますよ!

ふたつ紹介します。


☆持ち替え時の手首の角度

一目でわかるぞ!!!!

てくび1.pngダメな例

「かめはめ波~」な角度だと、手首がぐらついて効率悪い&常に押し出し気味になってしまいます。

持ち替え早すぎてもこうなりやすいですね。

ひじが体についているのでコントロールの幅も狭い!んん!


てくび2.png素晴らしい例

これは素晴らしい!
ひじからまっすぐコントロールバーに力が加えられますね!!!
引くのも押すのも自由自在!

アップライトも親指の付け根あたりの位置にあって素敵!!!!!!!

ひじも自由だからなんでもできる!! Yes!


☆空中姿勢

しせい.png

どちらの姿勢がいいでしょう。
足をのばしたままと、膝を閉じた状態。

しせい2.png力のモーメント

体が揺れた時、どうなるでしょう。

力のモーメントとは

空中では体を小さくした方がコントロール性は上がります。

足の長いみなさんは特に意識しましょうね。

自分が揺れたのか機体が揺れたのかわからなくなってしまいますよ。




他の記事では散々「意識を機体に持ってけ!」とか「感じるんだ!」とか言ってましたが、やはり運動の根本は自分の体のコントロールです。これにはいわゆる「運動神経」なんてものは関係なく、どれだけ意識した反復練習ができるかが大切です。

【経験や理論から動きをイメージする】⇒【イメージして動く】⇒【すぐ振り返ってイメージと感覚のずれを感じる】⇒【(ときには人の意見をもらいながら)次の動きのイメージをする】⇒【動く】⇒・・・

このサイクル!

機体も含めて自分の体にできるともっとはかどりますよ。
posted by うね at 12:44| Comment(0) | 私の考え | 更新情報をチェックする

2015年10月23日

目指せハング初飛び番外編 初飛んだら

☆注意☆
この記事はハンググライダーを始めたばかりの講習生向けに書いているつもりです!
生半可な覚悟で読むと「ハンググライダーって難しそう~」となってしまう可能性があります!
自転車の乗り方を理屈で説明しているようなものです。
ハングもやっていれば乗れるようになります! 難しくなんかない!


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今年の新入生もちらほら初飛び始めましたね。
ようこそ、空の世界へ!

やること、やらなきゃいけないこと、できることは、まだまだまだまだまだまだまだまだ!あるよ!

初飛んで最初の目標は誘導を取ることでしょう。それと並行して進めたいのが機体の操作に慣れること。
機体の操作についてはイントラや空の先輩たちに教えてもらうとして、今回は誘導を取るために必要なランディングの技術について書きます。


初飛んでしまったら、山飛びになってしまったら1本1本がテイクオフとランディングの練習になります。
それしかチャンスがないのです。とにかく1便で上がり最終便でも上がる。

飛んだ本数がそのままあなたのテイクオフ、ランディングの上達を証明してくれます。

考えていっぱい飛ぼう! 飛ばなきゃうまくならんよ!



降り方

「一度飛んだら、一度安全な着陸をしなければならない」

当たり前なことを言っているようで、これめちゃくちゃ大事です。
飛びたがるのはわかりますが、降りることまで含んで考えられていますか?

ランディングでうまくいかないとめちゃくちゃへこみますし楽しくないし、怪我なんかしたら最低な気分になります。

安全に降りるためにはどうすればよいのでしょうか?

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☆ランディングについて

手順

1.降りる場所(以下、LD とする)の確認

2.LD の状況に合わせたアプローチを考える

3.高度処理

4.アプローチ

5.ファイナルアプローチ、減速、(フレア、)ランディング

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1.降りる場所の確認

最初にどこの LD に降ろすのか、次にその LD はどんな状況にあるのかを考えます。

LDの風の向き、強さ、障害物の有無(車、機体、人、木、電柱、電線、家 etc...)、LD周辺の機体の状況(位置、高度、向き、速さ、上手さ、機体の種類 etc...)などなど、これらの情報を考慮し、LDのどこに降ろしたいかを決めます(ターゲット)。


2.LD の状況に合わせたアプローチを考える

このターゲットに降ろすためのコースを逆算して考えていくのがアプローチです。アプローチには8の字と場周があり、それぞれポイントがありますが、詳しくはこちらを熟読してください。


3.高度処理

アプローチの方法とコースが見えたら、そのアプローチに適した高度になるまで機体の高度を下げます。これが高度処理です。(私は高度処理とアプローチは別物だと思っています。)
LDに近づきすぎず遠すぎず、場の風を感じながら緩やかに大胆に高度処理しましょう。8の字では風下で大きく細長い8の字を、場周では風上で360°旋回をすることで高度処理します。

ここで最終的なアプローチのプランの修正を行います。


4.アプローチ

ターゲットを常に確認しながらファイナルターンをする場所を目指して機体を操作します。
アプローチの段階では機体の速度を速め、操作性を上げるとともに乱流に負けない強さを手に入れます。
スピードはエネルギーです。ファイナルターンの後、最後の調整でこのエネルギーを使うので取っておいてください。
ターンは丁寧に、ピッチアップさせないようにコントロールします。


5.ファイナルアプローチ、減速、(フレア、)ランディング

ファイナルターンは遠め高めで行います。(「このタイミングがわかんねぇっちゅうんじゃ!」と。。。それはグライドパス、高度感覚を身に付けましょう。とにかくターゲットを見まくるのがポイントですよ)

ファイナルターンをして風に正対した瞬間、「あっ高い」と思ったらアップライト姿勢になり空気抵抗を増やすとともに引き込んで滑空比を悪くしましょう。
反対に「あっ低い」と思ったら、もうどうしようもありません(笑)

笑い事じゃないんですけどね。

低かったらとにかく安全に降ろすことを考えましょう。
(距離を伸ばすには…ベースバー姿勢を長めにする、スピードをつけて進入していたら少しゆるめる、「伸びろー!」と祈る…などの方法がありますが、祈る以外はそれなりにリスクが伴います)

どこに降ろすか覚悟を決めたらとにかく機体の水平を維持しましょう。これができれば大きな怪我、機体の破損をするリスクはかなり減ると思います。

地面に近づくにつれて、アプローチのときからつけていたスピードというエネルギーを、徐々に減速していくことで高度に変換します。徐々に減速していくとあら不思議、進んでいるのに高度が変わりません。
これを地面効果と言ったりレベルキープと言ったりします。

スピードというエネルギーが切れてくるのはバープレッシャーで感じ取ることが出来ます。
だんだんゆるんできて最後はバープレッシャーが無くなるのです。それを目安にフレアをかけます。はい降りたー

た!だ!し!

強風時にはフレアはかけません。フレアかけずとも止まる。
無風時には早め高め強め、フォロー時にはさらに早め高め強めにかけ、走り抜けます。止まれんと思っとく。

一度フレアをかけたなら、腕をひっこめてはなりませんぞ。
フレアしてもスピードが速かったら走り抜け、思ったよりもちょっと高かったらフレアをかけ続ける。
どうしようもなく高すぎたら着地の瞬間、衝撃から逃げるためにアップライトを放り投げて顔を守り、からだ全体を丸くしなさい。
まるで胎児のように。

やばかったら胎児になる!!!!!!!!! 胎児!大事!!!!!!!!!




「むっちゃ寿司」

LD 付近になったら考えることをまとめた便利な言葉を関西で教えてもらったので紹介します。

「むっちゃ寿司」

む・・・LD の風の向き
つ・・・LD の風の強さ
ちゃ・・・ハーネスのチャック
す・・・機体のスピード
し・・・自分の姿勢

覚えやす!



ランディングはだんだんやることが増えていくというなんとも忙しい動作です。
だからこそ余裕のあるうちにしっかり考えておくとよいでしょう。
とにかく余裕を作り出せるように!


最後にハンググライダーの日本代表の選手のブログ記事を紹介します。(前も紹介したかも)
『羽生善治「大局観」に学ぶハング論 4(終)』 - FLIGHT LOG (`・ω・´)

飛ぶことへの探求心、好奇心が続く限り、ずっとずっと楽しめる世界・・・すてき!
posted by うね at 22:17| Comment(0) | 私の考え | 更新情報をチェックする

2015年05月20日

記事がいっぱいうれしいな

新入生ズが個性豊かに投稿してくれて嬉しいです。
楽しそうな様子が伝わってきて、週末が待ち遠しくなりました。


ちょっとだけ体育的なことを言いますね。


練習方法に、全習法というのと分習法というのがあります。

実践的で効率的なのが全習法で、課題がはっきりしているときに効果的なのが分習法です。(詳しくはググれ)

課題を見つけてがんばれ~、ということ。


それと動きの(メタ認知的)言語化も非常に有効です。(詳しくはググれ)

特に自分の動きを言葉に表してみるのは動きの習得に効果的だと言われています。

よくみてふりかえれ~、ということ。


あ~がんばれがんばれ~
posted by うね at 00:18| Comment(0) | 私の考え | 更新情報をチェックする

2015年05月08日

目指せハング初飛び最終回 滑空

☆注意☆
この記事はハンググライダーを始めたばかりの講習生向けに書いているつもりです!
生半可な覚悟で読むと「ハンググライダーって難しそう~」となってしまう可能性があります!
自転車の乗り方を理屈で説明しているようなものです。
ハングもやっていれば乗れるようになります! 難しくなんかない!


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前回「グラハン(斜面)」


さぁいよいよ最終回!
今回は滑空についてです。

空を滑る……なんてかっこいいですね!


空を滑る

サーファーが波に乗り、スキーヤーが雪を滑るように、私たちフライヤーは空を滑ります。

落ちているのではなく、浮いているのではなく、前へ前へと進んでいるのです。

何も操作をしなければ風に流されるまま前へと進んでしまいます。

ファルコンなら 1m 落ちるごとに 7m くらい進みます(たしか)。

ゆる~い坂を下っているかのようですね。


滑空できるようになったら特に自分で行き先をコントロールする意識をもってください。


そのために大切になってくるのはズバリ目線!


地上から空中になっても目線が大切なのは変わりません。

出来るだけ遠く、出来るだけ大きな目標を目安にして自分の進む方向をコントロールします。

見た方に飛んでいくのはグラハンのときと同じです。自転車乗ってる時も前向いてますよね。





体はおもり

地上では足の裏に感じる傾きも水平かどうかの判断材料になりましたが、空中では目線と、スイングラインを通じて腰に伝わる機体の変化で感じ取らなければなりません。

空中に出ると世界が広がります。
前後左右上下と、3つの軸が生まれます。
だから楽しいのですが、地上のグラハンよりも的確に操作しなければなりません。

より素早く機体の変化を感じ取り、より素早く修正を行うために、手の力を緩めて体をおもりにしましょう。

手のひらはセンサーです。アップライトを握りしめてはなりません。

コントロールバーから伝わってくるバープレッシャーを感じてください。

ずっしりとハーネスに体を預け、自分の体重のすべてをスイングラインに集めましょう。

足を閉じ、じたばたせず、意志のあるおもりになりましょう。





ランディングについて

さぁ、飛んだら必ず降りなければなりません。
ざっくり説明すると、おもりになって、ベースバーに膝を近づけて、腰からフレアしますと綺麗に止まれます。

詳しくは番外編「初飛んだら」のランディングについてで説明します。



おわりに

誰かがあなたを助けられるのは、あなたが地上にいる時だけです。

空中に出たら自分でやるしかありません。
だから私が言われてきたいろんな言葉をここに書き残し、終わりにします。

地域と周りの人への感謝を忘れずに、リスクを考えた安全で楽しいフライトができますように。


「上空では、誰も君を救えない」
「一度飛んだら、一度安全な着陸をしなければならない」
「空中に、ちょっと待ってやタンマはない」
「浮世の出来事を持ちこむな(ハング以外の要素を判断に混ぜるな)」

「迷ったら安全側」
「飛ばない判断も正解」

「飛び頭3割(飛んでいる間は地上の半分も考えられない)」
「ハングは地上戦(だから飛んでいない時こそ考える、準備する)」

「貪欲に風を待つ」
「テイクオフにいなければ飛べない(準備してから考える)」

「状況に合わせた目的を常に考える」
「失敗してもあわてない」
「経験のスポーツだから本数を稼ぐ」

「悔しかったら上手くなれ!」

posted by うね at 16:00| Comment(0) | 私の考え | 更新情報をチェックする